入道雲を描いてみた
雲が上手く描けないので、入道雲の描き方動画を見て描いてみることにしました。
動画のぺいさんはPhotoshopのふわっと感の出る素敵なブラシを使っていらっしゃるのですが、MediBang Paintではその手のブラシは作れないような気がしています。
でも、ぺいさんの描くような雲ができないのは、ブラシのせいばかりではなさそうなので、色々試してみました。
まず、入道雲のシルエットを作ります。
バケツツールを使って1色で塗ってしまってもいいのですが、そこそこの太さのブラシでぐりぐり塗った方が、その後のモコモコ感を出す足掛かりができると思います。
「最上級の白」はハイライトに取っておきたいので、少しトーンを落とした白を使いました。
縁がふわふわしているのは、指先ブラシを使ったせいです。
実はこの指先ブラシも、MediBang PaintではPhotoshopのように様々なニュアンスを出すのは難しい気がします。
さて、入道雲は大きな球体がいくつか集まっていると考えるそうです。
それを表現するために大きな影を入れて立体感を付けるのですが、透明度の高いエアブラシで影色を塗ると良さそうです。
大きな雲の球体は小さな雲の球体が山ほど集まっています。
その小さな球体は影色で点を入れて、球体を「掘り起こして」いく感じだそうですが、それがなかなか難しいです。
明るい部分を可視化するには影で輪郭を浮き上がらせればいい訳ですが、色が的外れだと適当に点を入れていても、点がいくつも描いてあるだけに見えてしまって「明るい部分が可視化されている」と感じません。
明暗の境目で明るい部分を広げておいて、不透明度をものすごく下げた暗い部分の色を、広げた明るい部分に点々と入れるだけで割とそれっぽくなるようです。
丸いものが並んでいて表面が粒々していて、ストロマトライトを思い出しました。
妙な点
- 「大きな雲の球体を構成する小さな雲の球体」が小さすぎる
- 大きな雲の球が、全部ボール状
- 入道雲の奥行き感が弱い
同じリズム、同じ形状のものが並べないのは大事です。
それに右側のラインと左側のラインが同じだと、人工物な感じになるのかもしれません。
「小さな雲の球体」はブラシのぽつぽつが細かすぎるからかなと思って、エアブラシを使って上から同じような色で塗ってみました。
ついでに入道雲を4分割して左上にハイライトを入れて、他の部分にはエアブラシで影色を入れました。
海やコンクリート部分などを明るい色にして、空を少し暗くしました。
コントラストが上がりました。
左下の方が平面的で同じようなボールが並んでしまったので、形を変えました。
なんとなくストロマトライトが見え隠れしますし、やっぱり丸々してしまいます。