3D素材をいじってみた。
CLIP STUDIOでは3D素材が使えるので、楽しみにしていました。
身近にある物や自分の体のパーツちょっとずつ動かして観察したり、写真を撮ってみたりするのも、物の構造を知る上ではとても勉強になりましたが、人を描くうちデッサン人形が欲しいと思うようになっていたところでした。
3Dデッサン人形に慣れるのに時間がかかりました。
上記サイトを知らないまま、解説動画などをみながらいじっていたので思ったように動いてくれず、特に「移動マニュピレータ」の使い方が分からなかったので、
むきーーーー!
と思いながら理科の実験のように操作と動作を一つずつ確認していっていました(笑)。
人物の画像からポーズを付けることもできるそうで、ポーズを付けたデッサン人形をクルクル回せるのはとても嬉しいです。
3D素材から線を抽出することもできます。
素材の種類によって方法は異なるようですが、人物の場合は、まず影を取り除きます。
[オブジェクト]ツールを選択して「ツールプロパティ[オブジェクト]」を表示して中ほどにある「輪郭線」の数値を増やし、その下の「光源の影響を受ける」のチェックを外します。
床に影がついている時は、[オブジェクト]ツールを選択してマウスオーバーすると下に表示される[オブジェクトランチャ―]の右端か左から3番目のアイコンをクリックして
レンダリング設定を変更します。
「光源の影響を受ける」と「床面に影を表示する」のチェックを外すと影がすべて消えます。
ここで輪郭線の幅も設定できるので、太くしておきます。
「レイヤー」メニュー→「ラスタライズ」を選択すると、ラスターレイヤーの絵になりのます。
これで上から線も引けますし、消しゴムで消すこともできます。
グレーのベタ塗りを消して線のみにしたいので、「編集」メニュー→「色調補正」→「明るさ・コントラスト」を選択し、「明るさ」を100、「コントラスト」も100にすると、輪郭線のみになります。
「明るさ」0「コントラスト」30くらいにすると、正中線などが残ります。
体の中に白い色が塗られているので、これを透明にします。
「編集」→「輝度を透明度に変換」を選択します。
これで線画の完成です。
※頭の脇に影が残ってしまいましたが、「床面に影を表示する」のチェックを先に外しておくと、この影はできませんでした。